ハタラクママブログ

看護師のハタラクママが、2人の息子との日々をタノシム!!

こどもの病気。救急受診するか迷ったらチェックする6つのこと☺

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます!

 

以前書いた、感染性胃腸炎について。

happymom3.hatenablog.com

 

インフルエンザについて。

happymom3.hatenablog.com

看護師ママ目線で、気を付けることなどを挙げています☺

 

 

こどもの体調が悪いとき、

夕方や夜間に熱が上がるなどして不安になることって多いですよね。

でも、夜間救急や休日診療所を受診するのはママにもこどもたちにとっても

負担の大きいことです。

 

必要な時には救急受診することが重要ですので、

救急受診する必要があるかチェックするポイントを6つ、まとめてみました。

 

1:意識がおかしい

・ウトウトしていて呼びかけても反応がない、

 ぐったりしている、目の焦点が合わない

・高熱の場合には注意が必要ですが、熱がなくても意識がおかしい場合には救急受診

するほうがいいと思います。

 

※脱水でも、このような状態になることがあるので、水分・糖分・塩分などがとれているかチェックしましょう。

経口補水液は便利ですが、幼児は飲まないこともあるので、

リンゴジュースやみそ汁など、飲めるものでうまく補給しましょう。

急に飲ませると嘔吐する場合があるので、一口ずつ。

柑橘系ジュースは嘔吐する場合があるので気を付けましょう。

 

2:けいれんを起こした

・はじめてのけいれんであれば、発熱の有無にかかわらず、救急車を呼ぶか

救急受診しましょう。

・もしすぐにけいれんがおさまっても、そのあとに必ず医療機関を受診しましょう。

 

※けいれんを起こした場合に見ておくポイント

・持続時間(何分ぐらいけいれんが続いていたか、どのくらいで元にもどったかあど)

・眼の状態(白目になっている、焦点が合っていない、どちらかに偏っていたなど)

・からだの状態(つっぱっていたまたはがくがくしていた、左右差はあったかなど)

・けいれんのあとの状態(眠った、泣いたなど)

 

※けいれんを起こしているときは、顔を静かに横に向け、嘔吐に備えましょう。

口を無理やり開けたり、大声で名前を呼ぶなどして刺激を与えないようにしましょう。

けいれんそのもので呼吸が止まったりすることはないので、ママも落ちついて深呼吸しましょう。

 

初めてで自分ひとりでこれだけのことをチェックするのは難しいと思います。

介助者がいれば、ムービーを撮ってもらえれば、医師に説明しやすいかもしれません。

 

3:呼吸困難

・呼吸のたびに、ゼーゼーやヒューヒューなどの音がする

・普通の呼吸ではなく、苦しそう、しんどそう、肩で息をして顔色がわるい

(喘息発作のときは、息を吐くときにぜーぜーします)

 

息を吸うときにゼーゼーするのは、クループ喉頭気管支炎)などの場合があるので

救急受診しましょう。オットセイや犬がほえるような独特の咳も要注意です。

急に発疹がでて顔がむくんだり呼吸困難の症状が出たときは、

アナフィラキシー(急性アレルギー反応)を起こしている可能性があり、

これも救急受診が必要です。

 

また、乳児の突然の咳込みは、異物誤飲の可能性もあります。

ペットボトルの蓋を通る大きさの物は誤飲する可能性があるので注意しましょう!

 

4:6時間以上続けて嘔吐している

 水分が摂れない(少量ずつ飲んでも嘔吐してしまう場合など)

感染性胃腸炎でも書きましたが、数時間以上続けて嘔吐している場合は、

脱水の危険があるので救急受診が必要です。

脱水になると、1で書いた様な意識障害がでてくることがあるので注意しましょう。

水分の摂り方も、1を参照してください。

 

5:血便がでた

堅い便が出た後など、おしりからの出血ではなく、明らかに出血している場合は

救急受診しましょう。

嘔吐があったり、腹痛(触ると痛がる、動けない)、ぐったりしている場合も

すぐに受診する必要があります。

いちごジャムのような血便は、腸重積が疑われる場合があります。

機嫌のいいときと、爆発的に泣くときとを繰り返すことが多いので、注意して救急受診しましょう。

血便のおむつは、医療機関に持っていくと説明しやすいと思います。

感染性胃腸炎の場合も考えられるので、必ず袋の口を閉めて持参するようにしましょう。)

 

 

6:頭部外傷・頭部打撲した

交通事故後などはもちろん、高いところから落ちた、などの場合は、

24時間から48時間は注意が必要です。

乳児の場合は、意識がおかしい、顔色がわるい、ミルクを飲まない、

嘔吐やけいれんがある場合はすぐに救急受診しましょう。

幼児以上でも、頭痛や嘔吐、気分不良や異常な眠気、めまいや目のかすみがあれば

すぐに救急受診しましょう。

 

頭を打って心配な場合は、小児科ではなく脳外科で受け入れるところもあります。

 

こども医療電話相談などで、受け入れ窓口などを案内してもらえます。

(※医療相談ではありません。)

www.mhlw.go.jp

厚生労働省ホームページより引用しました。

 

 

まとめ

上記の6つのうち1つでもあれば、夜間でも迷わず救急受診しましょう!

救急受診するべきポイントがわかっていれば、

いますぐ受診するべきか、朝まで様子をみて大丈夫かの判断の手助けに

なると思います。

 

いつもと明らかに様子が違う、急を要するときには、迷わず救急受診しましょう。

救急医療機関は、かかりつけ医ではないため、

緊急事態に対応はできますが、デメリットもあります。

例えば、、、

・冬季など混雑がひどい場合は何時間も待つ必要がある。

・待ち時間にインフルエンザなどに感染する可能性も。

・完璧な検査ができない。(後日改めて受診する必要がある)

・お薬は1日分しか処方してもらえないことがほとんど。

・翌朝に改めて受診が必要になる。

・かかりつけ医の診察ではないので、いつもと違う、を一から説明しないといけない。

などです。

 

緊急時には頼れる救急受診ですが、普段の病気であればかかりつけ医は強い味方です。

ふだんからかかりつけ医をもって、自分のこどもの状態を把握してもらっておくことで、

状態が悪いときも相談しやすく、その子に合った受診の目安なども教えてもらえます。

 

 

まだまだ寒い時期が続きますが、みんなで乗り切りましょう!!☺