ハタラクママブログ

看護師のハタラクママが、2人の息子との日々をタノシム!!

おっぱいがでない…と悩んでいるママへ

こんにちは、happymomです!

いまはもうこどもたちも大きくなったので、かなり前のことですが、

今日は母乳育児について書いてみようとおもいます。

 

わたしが出産したのは、地域でも有名な完全母乳育児推奨の病院でした。

まわりの友達の多くも同じ病院で出産し、何事もなく完全母乳で成功していたので、

私にも何も不安はありませんでした。

妊娠中からおっぱいマッサージや乳頭のケアを行い、

マザークラスでも母乳育児について学び…

わたしにも普通におっぱいで育児ができると思っていました。

 

しかし出産後すぐから母乳をあげはじめますが、実感はわかず。

(その病院では出生後30分以内に乳首をくわえさせることになっています)

3日たってもおっぱいは全然張ってこないので、赤ちゃんは体重がどんどん減っていきます。

それでもミルクは足してもらえず、少しの砂糖水のみ。

1回20ml、1日8回のミルクだけが許された状態で不安なまま退院し、母乳外来に毎週通いながら1か月過ごしました。

もちろんおっぱいが少ないのでおなかいっぱいにならない赤ちゃんは全然寝ないし、

夜中もぶっ通しで1日30回以上授乳していたのでもうくたくた。

記憶がほとんどありません。。

あげくの果てに、母乳外来でも、あの有名な○○式の助産師さんにも、

そのうち出るから!もっといっぱい回数をふやして!と怒られる始末。

食事にも水分にも気を付けていたし、ハーブティーを飲んでみたり

マッサージしたり、授乳用下着を変えたり。

できることはすべてやっているつもりでした。

一応わたしも看護師なので、ある程度の体重測定や脱水や病気の兆候には気を付けていました。

 

1か月を過ぎるころ、助産師さんに乳頭マッサージをしてもらったとき、

助産師さんがわたしの胸をみて、

「あなたもミルクで育ったんでしょ?こんな薄い胸じゃあおっぱいはでないわ。

混合でいいところ。」と冷たく言われてしまいました。

 

もうショックというか悲しいというか、涙で何も言えず何も考えることができず、

泣きながら赤ちゃんを抱えて逃げるように帰りました。

 

おなかがすいているかわいいわが子の顔を見て、

その夜、いろんなことを考えました。

 

なんでおっぱいでないのかな?みんなは出てるのに。わたしだけなんで?

このままこの子がおっきくなれなかったらどうしよう…

母乳のほうが強い子になれるんじゃないか?

わたしはどうして母乳で育てたかったんだろう?

どうしてミルクはダメなんだろう?

こんなに会いたかった赤ちゃんなのに、こんなにつらいのはどうして?

などなど…

 

いろいろ考えてわたしは、完全母乳でないと母として失格、思い込んでいたことに

気づきました。

それは赤ちゃんのためではなく、自分が勝手に決めた基準に苦しんでいたのです。

もちろん免疫や母子関係の観点などから、母乳育児はすばらしいと思います。

しかし、実際わたしは、母乳だけでは育てられなかった。

それだけの量がでていなかったのですから、ミルクの力を借りるのは当たり前なのですが、妊娠中からのイメージなどで凝り固まっていたわたしは、母乳しかない!

と、ミルクをあげることに勝手にすごく抵抗を感じていたのでした。

 

赤ちゃんを幸せにするためには、まずママが幸せでないとだめだ。

そう思ったので、その日からミルクを標準量であげてみることにしました。

ミルク以外にもおっぱいはいつもくわえさせていたので、混合ですね。

 

すると赤ちゃんもみるみる体重は増え、よく寝てくれるようになり、便秘も解消。

わたしも余裕をもって赤ちゃんと接することができて、気持ちも落ち着きました。

 

赤ちゃんはママを一人にしないよ、と言ってママのところへきてくれたと

わたしは思っています。

あのとき、ママからおっぱいが思うように出てこなくて、おなかがすいていたのに、

赤ちゃんはわたしに寄り添って、だいじなことを気づかせてくれたんじゃないか。

そんなふうに思っています。

 

いま、おっぱいがでないと悩んでいるママへ。

わたしもでなくてとっても悩みました。

でも、赤ちゃんが大好きなのは、ママのにおい、

ママの優しい声、ママの抱っこ、ママのあたたかい手、なんだと思います。

 

母乳でもミルクでも、ママが赤ちゃんを思う気持ちに変わりはありません。

ママが幸せだな、しんどくない、楽だな、と思える選択ができますように。

 

 わたしが飲んでいたハーブティーです。

とても飲みやすくておすすめです!

ルイボスティーは今でもこどもたちと飲んでいます!


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