看護師ママが考える、冬の体調管理と、こどもが発熱!どうする??
今週のお題「冬の体調管理」☺
こんにちは。
ご訪問ありがとうございます!
今の時期は、
インフルエンザや感染性胃腸炎が流行し、
ママたちにとっては大変な季節ですよね!
以前、感染性胃腸炎について書きました。
今日は我が家の冬の体調管理と、
こどもが発熱したとき、わたしならどうする?をまとめてみました。
わたしの勤務先でも、冬の時期は、
インフルエンザはもちろん、
原因ウイルスなどが不明な発熱や肺炎などの患者さんが、1日に何十名も受診されます。
毎日、インフルエンザの患者さんと濃厚接触するのが当たり前の職場ですので、
スタッフ全員インフルエンザのワクチン接種は済ませていますし、
接触したウイルスや細菌を家に持ち帰らないように、
手洗い・うがい、マスクの処理など、基本的なことを怠らないようにしています。
こどもたちにも、手洗いとうがいは必ずさせています。
うがいがうまくできない時期は、こまめな水分補給をするようにしています。
しっかり睡眠はとり、鍋や温かいもので栄養バランスにも気を付けます。
わたしはとくに、ネギや根菜などを意識して摂るようにしています。
インフルエンザウイルスは湿度が高い環境では活動しにくいので、
リビングと寝室の湿度は50%~60%に保つようにして、
仕事から帰ったら、すべての部屋を一旦換気しています。
換気は1時間に1回、5分程度が目安です。
しかしどんなにがんばっていても、息子たちは保育園に通っているので、
どうしても風邪はひくし、インフルエンザになったこともありました。
ここからは、
インフルエンザの特徴や、わたしが小児科勤務時代に心得た対処法などをまとめていきます!
・かぜのウイルスとしての特徴
インフルエンザウイルスは、数百種類あるかぜのウイルスの1つです。
突然の高熱や関節痛や頭痛からはじまり、かなりしんどい、というのが多いようです。
ほかのかぜのように咳や鼻水が出はじめてしばらくしたら熱がでる、、、という
ゆるやかな始まりではなく、注意をしなければいけない症状もあります。
かぜの1つであるため、抗生剤は無効です。
また、肺炎や中耳炎など、こじらせなければ自然に治りますが、こじらせてしまった
場合は、そこから抗生剤などの対処が必要となります。
こじらせていないか(肺炎や中耳炎を合併していないか)は、受診し、
医師にチェックしてもらう必要があります。
・インフルエンザウイルス特有の注意点
毎年少しずつ変異して流行するため、ある程度免疫のある大人でも、
ほかの風邪より症状が強く出ることがよくみられるそうです。
アデノウイルス、RSウイルスとインフルエンザウイルスは、
迅速検査ができるウイルスです。
熱が出てからすぐには反応しないため、
最低6時間 、できれば12時間ぐらい経過してから検査するのが確実だとおもいます。
かぜのなかで、唯一ワクチンが開発されています。
ワクチンのメインの目的は重症化の予防ですので、接種していてもかかることもあります。
インフルエンザは、高齢者や心臓や肺に基礎疾患のある方などがかかると非常にこじらせやすく、時に命に関わる風邪です。
もともと元気な方で、熱も症状もそれほどひどくない場合は、
普通の風邪と同じような対処で大丈夫だと思います。
我が家のこどもたちは、もともと中耳の疾患や気管支喘息の治療中ですので、
必ずワクチンは接種していますし、発熱やインフルエンザなど疑われる場合には
必要な時期にきちんと受診させています。
・わたしが考える受診のタイミング
上記で書きましたが、発熱してすぐでは、
しっかりした検査結果がでない場合があるので、
☆ぐったりしていたり、意識がおかしい、喘息発作が出ている、けいれんを起こした
などの場合はすぐに受診する。
☆水分がとれていて、カロナールなどの解熱剤である程度様子をみれそうなら
6時間から12時間後を目安に受診する。
(その時間が夜間なら、状態に注意をしながら翌朝受診する)
☆家族内にインフルエンザの方がいるなどで、濃厚に接触していて、
インフルエンザに間違いなさそうであれば、
早めに受診しても対応してもらえる医療機関もあると思います。
☆生後3か月から6か月ぐらいまでの乳児や、心臓や肺に基礎疾患がある場合、
38℃以上の高熱があった場合には、一度受診するほうが安全だとおもいます。
インフルエンザ治療薬は、発症から48時間以内に使用すれば効果があるとされているので、
焦って受診して結果が出ず、翌日しんどいのにもう一回小児科…となると、
ママもこどもたちも大変ですので、いつ受診するべきか、
冷静に状態をチェックするようにしています。
幼稚園や保育園、小学校のこどもたちが集団生活にもどる目安として、
学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)。
(厚生労働省ホームページより引用)
おとなには明確な規定はありませんが、マナーとしてこれを目安に自宅療養してほしい
とおもいます。
最初に書きましたが、
感染の防御には、まずはワクチン、手洗いと加湿、
うがいやこまめに水分をとる、マスクをつけるなどがあります。
※マスクについては、小さなウイルスの侵入自体を防ぐという効果は乏しそうですが、
周りのひとにウイルスをまき散らすのを防いだり、
喉の加湿のために、自分のサイズに合ったものを着用するとよいと思います!
できるだけのことをやって、それでもかかってしまったら、あとは覚悟して、しっかりこどもに付き添ってあげるように決めています。
発熱したときにあわてないように、
やれるだけの防御策を講じながら、この冬を乗り切りたいと思います☺︎